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東京チョコレートサロン2024 品種から読み解くチョコレート~今までとこれから~

セミナー

東京チョコレートサロン2024のセミナー「品種から読み解くチョコレート~今までとこれから~」を聴講しました。

こちらは、受講料3,300円、席数40限定の有料セミナーでした。登壇者は、宇都宮 洋之氏(株式会社明治 グローバルカカオ事業本部 副本部長)と小方 真弓氏(カカオハンター® / CACAO HUNTERS JAPAN 株式会社)のお二人です。

チョコレートの原料である「カカオ」。長きに渡りカカオは大きく「クリオロ」「フォラステロ」「トリニタリオ」「ナショナール」に分類されると考えられていましたが、近年のカカオ研究では新たな事実が次々と明らかとなって参りました。2008年以降研究速度が早まっているカカオの遺伝子や、実際の栽培現場での話を含め、カカオの品種について一歩踏み込んで迫るのが本セミナーです。今回は世界各国の生産地を訪問されている株式会社明治/宇都宮氏と、長年カカオ生産地で活躍されてきたカカオハンター®/小方氏の2人から、普段なかなか耳にしないようなような、専門的なお話を聞くことができます。品種によって、カカオの見た目は違うの?品種が違うと味も違うの?などなど生産地に着目した話題も盛り沢山!科学的にアプローチするカカオの世界。一緒に楽しく学びましょう!

他のセミナーと違って、スクリーンの向きを変え窓側を背にした配置での開催でした。有料だからというわけではなく、受講者限定の特別な動画があるということで、スライドによっては撮影を控えてもらいたいという注意事項がありました。

セミナー前半はカカオの世界的伝播と品種の話でした。30年程前はクリオロ、フォラステロ、トリニタリオ、ナシオナルといった古典的分類しかなかった時代から、遺伝子分析が行われるようになって、現代では多くの品種に分類されているという話でした。

これら品種の話は私が2018年に有料記事で書いたものと似たようなものでした。こうやって有料セミナーで取り上げられるということはさほど珍しい話でもなくなってきたということなんでしょう。最新情報に更新するとともに、別のネタを仕込まなきゃと反省しました。

セミナー後半は、CACAO HUNTERS JAPANの小方氏がコロンビアのカカオ農園の話やカカオポッドの様々な形態をおもしろく紹介してくださいました。

次いで、明治の宇都宮氏によって、ホワイトカカオの品質に品種と発酵の両方が大きく影響するという話がありました。

動画内には珍しい接ぎ木シーンがありました。明治の管理農園の動画もあったのですが、あまりの美しさに驚愕。まるで日本の観光果樹園のようでした。本当に観光ツアーとか今後やるのかもしれません。すごいなあ。

試食もありました。カカオハンターのキャレと明治のホワイトカカオです。

カカオハンターのキャレは青みのある香りが先行し、次いでプラムやバナナの香りが広がります。白いフローラルな香りも感じられて華やかです。

明治のホワイトカカオはキューブでの提供でした。カシューナッツのような軽やかなナッツ感の後にバナナを思わせる香りと穏やかな酸味が広がりました。ミルクチョコレートかと錯覚させる程にまろやかな口当たりに、改めて驚かされました。

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