スウィーツコレクション 2016 ~カカオ・ダイバーシティ~に行きました。休日の混雑を見越していましたが、案外空いてました。
カカオ研究所のチョコレートが延々と流れる蛇口。あぁ、ずっと眺めていたい。
一個ずつボンボンショコラを選べるコーナーもありました。
タイミングよくカカオサンパカのトークショー「カカオの歴史と Bean to Bar プロセス」が開催されていたので参加しました。参加費は無料です。
カカオサンパカ(CACAO SAMPAKA)はカカオ豆の輸入、チョコレートの原料の製造会社ネダーランドの子会社として1999年スペインのバルセロナに創立しました。そのため、カカオ豆の選定から最終工程までを管理することができる強みを生かしカカオの本来の味を極めた商品を開発しています。さらに希少なカカオの品種の復活やカカオ豆生産者への支援等の活動も行っています。日本には2009年丸の内に初出店し、その後、青山、大阪、金沢と店舗を広げています。アルベルト・リウス(Albert Rius)氏はネダーランドグループの三代目オーナーで、カカオサンパカのCEOです。
内容は「アステカ帝国からヨーロッパへのカカオ伝道の歴史と豆の種類、テロワール、プロセスの違いについて」です。
チョコレートのテンパリングにおけるカカオバターの再結晶化の話が、個人的には一番面白く聞きました。テンパリングがチョコレートに滑らかさと光沢を与える作業とは知っていましたが、金属でいうところの焼き戻しだったとは。英語じゃ同じなのに素材が違いすぎて考えが及びませんでした。食品物理学おもしろそうです。
そしてお土産にイスパニョーラ<産地別カカオ>4個入り。すごい。なんて、太っ腹。
残念ながら時間不足で官能評価の話も駆け足になってしまい、その場でテイスティングできる時間がありませんでした。なので、まっさらのまま持ち帰り。また、別の機会に紹介したいと思います。
かなり飛ばしていましたが、内容はサロン・デュ・ショコラのトークショーと似たようなものだったんじゃないかと想像しています。しかし、こちら、催事場の一部をパーティションもなしに区切ったスペースなので売り場と接近していて周りがざわざわしているし、音響トラブルが多く聞きづらい、画面に映し出されるプレゼン資料もスペイン語で図以外はよくわからない、通訳もかなりざっくりという有様。後半の内容がかなり面白かったのでなんとか居続けることができましたが、本音を言えば途中で退席したかった。無料って怖い。
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