シェフ黒木琢麿氏のレ・カカオ(LES CACAOS)は東京・五反田にある Bean to Bar のショコラトリです。シェ・シマに勤めた後 7 年間フランスの Le Cacaotier や FAUCHON 等で研鑽を積んで帰国。その後、ピエール マルコリーニでシェフを勤めた後2016年11月に Bean to Bar のブティックをオープンしました。
2020年5月に 2 号店が虎ノ門にオープンしました。虎ノ門ヒルズ駅と神谷町駅の中間にあり、JR新橋駅からも歩けない距離ではありません。
つまり、個人的にだいぶ行きやすいお店になりました。ありがたい。
ショーケースには3個入りから16個入りの様々なボンボンショコラが並んでいました。その中から、今回はセレクション4個入りを買いました。焦茶色の高級感のある蓋身式貼箱で金字でロゴが入っています。商品名が書かれた紙帯にはブランドカラーが用いられ、ショーケース内で統一感がありました。
中にはペーパークッションとプラスチックトレイに支えられて4個のボンボンショコラが入っています。左から、キャラメル・フランボワーズ、シトロン・バジル、ノワゼット・コーヒー、セルの4種類です。丁寧に商品説明が書かれたカラーのリーフレットが付いています。
キャラメル・フランボワーズ(Caramel framboise)は光沢のある赤いマーブル模様が入ったボンボンショコラ。宝石のように輝いて一際目を引きます。商品説明によると「ビターチョコレートにカラメルとフランボワーズのガナッシュ」とのこと。
上質で嫌味のない軽やかな苦味のビターチョコレートに甘くまろやかなカラメルの香り、フランボワーズが優美さを加えて広がります。型抜きのボンボンショコラとしては極めて薄めのシェルなので口溶けがとてもなめらか。口の中の体温ですぐに溶けてセンターのガナッシュと一体となり、優美な香りを広げます。カカオが力強く香り、余韻もとても長く楽しめます。
シトロン・バジル(Citron basilic)は薄めの正方形をした緑の葉の模様が入ったビターチョコレートです。 商品説明によると「ビターチョコレートにレモンとフレッシュバジルを合わせたガナシュ」とのこと。
上質で爽やかなカカオの香りと柑橘のひんやりとした清涼感。そして、透明感のある苦味と酸味が心地よく広がります。バジルの甘い緑の香りがいつまでも続いて、心を穏やかにさせてくれる癒やしの味。シェフのお名前から黒い木々が連なる山のイメージを喚起させられました。
ノワゼット・コーヒー(Noisette café)はカカオの模様が入ったミルクチョコレート。商品説明によると「ミルクチョコレートに自家製プラリネノワゼットとコーヒー豆」とのこと。
口溶け滑らかなミルクチョコレートに上質なヘーゼルナッツだけが持つ豊かな旨味と穏やかな渋味、まろやかなナッツ香が広がります。細かく砕いたコーヒー豆の硬質なサクサクとした歯ごたえが心地よく、後味をさっぱりと整えてくれます。
セル(Sel)は薄めの正方形をした白い模様が入ったミルクチョコレートです。商品説明によると「ミルクチョコレートにフランス産塩を合わせたガナシュ」とのこと。
薄めのミルクチョコレートのコーティングの中は、こちらもミルクチョコレートベースのガナッシュで、しっかりと塩が効いています。口に入れたらコーティングとメリハリがつくように数回噛んで味わうのがお勧め。舌の上でコーティングが溶けるのを待つと塩味が余計に感じられるかも。塩がミルクチョコレートの甘みを強く引き出し、鼻の奥をミルクの香りが長くくすぐります。
お値段は1450円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:製品設計がすごい
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製品名:セレクション4個入
種類別名称:チョコレート菓子
原材料:カカオ豆、砂糖、生クリーム、レモン、木苺、ヘーゼルナッツ、コーヒー、バジル、塩、添加糖、水飴、カカオバター、全粉乳/着色料(ウコン色素、黄4、赤40、青1)、レシチン(大豆由来)
内容量:4個
製造者:(株)Noirbre / LE CACAOS
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