銀座のショコラトリーと言えば、あまりにも有名なピエールマルコリーニ銀座(Pierre Marcolini)です。雨の日の午後に有楽町に出たついでに寄ってみました。後に予定があって、長くだらだらとはしていられない時間だったのですが、残念なことにカフェには順番待ちの列がありました。写真を撮っている間にポツポツと雨が降り出したので、カフェの隣にあるグラスリー(アイスクリームショップ)で雨宿りすることにしました。
ピエールマルコリーニはといえばチョコレートで有名ですが、彼はパティシエ(ケーキ職人)であり、ショコラティエ(チョコレート職人)でもあり、コンフィズール(クイズィニエ:ジャム職人、砂糖漬け菓子職人)であり、そしてグラシエ(アイスクリーム職人)でもあります。ショコラティエの作るチョコレートアイスクリームとは如何なるものか、興味深々です。
買ったのはチョコレートとバニラのスモールダブル。夕暮れ間近の店先は、コーンを持って撮影できそうな明るさではなかったのでカップを選択。すると、上にのったチョコレートだけが写るというなんとも間抜けな写真になってしまいました。うまくいかないときは何をやってもうまくいかないものですね。
写真を撮っている間に少し溶けてしまいました。さっとスプーンが入る感覚は、ゆるくなったシャーベットのようです。手応えから想像できたとおり口に運んだら瞬時に消えていきました。これほどまでに軽いチョコレートのアイスクリームは初めてです。それでもシャーベットのように水っぽいものではありません。チョコレートの味はシンプルながらも上品で、ショコラティエでもあるピエールマルコリーニだからこそと納得できるものです。雑味がなくすっきりとしたチョコレートでした。
お値段はスモールダブルで600円と立派。あっという間に食べきってしまう軽さなだけにかなり物足りない気がしました。
総合点:☆☆☆
外観:☆
苦味:☆☆☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆
その他:店先はテーブルがグラグラして落ち着かない
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