地中海に浮かぶフランス・コルシカ島中心部に位置する村ソヴリアにあるショコラトリ アレクシア・サンティニ（ALEXIA SANTINI）は、さまざまな素材に恵まれた美しい島の柑橘やハーブ、蜂蜜など素材活かしたチョコレート作りをしています。
新宿伊勢丹のサロン・デュ・ショコラ2023 PartⅡでショコラアソート 4P サン シルヴェストル（4個入）を買いました。
パッケージはとても重厚に作られた印籠箱。厚みもあってちょっとしたジュエリーボックスです。箱の裏や底に枝張りを三角に象形化したパターンがありました。オレンジの木の生命感あふれる様子をイメージしたものでしょうか。実に細やかな仕掛けです。
ブランドカラーは優しい色合いのピンク。ブロンドロゴは王冠とオレンジをカットしたもの２個を組み合わせたものでしょうか。遠目に見ると左右対称に葉を広げたお花のように見えます。女性的な可愛らしさを押し出したブランドイメージです。
ブランドロゴは紋章のようです。王冠を頂いたマントの中央に描かれているのはコルシカ旗にも使われているテスタ・モーラ（ムーア人の横顔）、両側でマントを持つのは地中海に棲むと言われる半馬半魚の海馬ヒッポカンポスです。
商品説明によると「コルシカ島が誇る柑橘をペーストにしてアーモンドのプラリネと組み合わせた4種」とのこと。商品名のサン シルヴェストルは、アレクシア氏のお父さまのお店だとか。コルシカ島のサン シルヴェストル（Confiserie Saint Sylvestre）は1985年創業のキャンディー菓子店です。ブランドロゴも同じなので、こちらの別ブランドとしてアレクシア・サンティニがあるのでしょう。
アーモンドのプラリネがベースになっていて、いずれもコルシカ産のオレンジのクリーム、レモンのクリーム、ポムロのクリーム、IGPクレモンティーヌのクリームの組み合わせです。
断面も実に美しい。まず極めて薄いコーティングであることがわかります。どれもきれいなニ層構造になっていて、上層に柑橘のクリーム、下層にアーモンドのプラリネの組み合わせです。
オレンジは、ラインが一本引かれているボンボンショコラです。
アーモンドのプラリネに華やかなオレンジの清涼感。心地よい苦味が広がります。長くオレンジが香る上質なボンボンショコラです。
クレモンティーヌは、ラインがニ本引かれているボンボンショコラです。
酸味が控えめなクレモンティーヌが穏やかで温かい香りを広げます。プラリネのアーモンドがより感じられて親しみやすい味になっています。
レモンは、ラインが三本引かれているボンボンショコラです。
真っ先に広がるアーモンドの香りにレモンのゼストがよい食感を残して清涼感を広げます。清々しいレモンの香りが余韻となって長く続きます。
ポムロは、幾筋ものラインが全面に引かれているボンボンショコラです。
ポムロはブンタンのこと。クリームが他のよりも滑らかで弾力があります。プラリネのまろやかさの中に柑橘の清涼感が広がります。やわらかな味。余韻のかすかな柑橘の苦味が心地よい。
お値段は1,728円。
総合点：☆☆☆☆
外観：☆☆☆☆
値段：☆☆☆☆
その他：真摯なモノづくりの心が感じられます
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製品名：ショコラアソート 4P サン シルヴェストル
種類別名称：チョコレート菓子
原材料：砂糖、アーモンド、ブラックチョコレート（カカオ豆、砂糖、ココアバター）、ココアバター、レモン、ブドウ糖、転化糖、クレメンタイン、オレンジ、グレープフルーツ、ミルクチョコレート（砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、脱脂粉乳）／乳化剤、香料、（一部に小麦・乳成分を含む）
内容量：4個
原産国：フランス
輸入者：（株）センチュリートレーディングカンパニー
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