パティスリー ル・ポミエ(Pâtisserie Le Pommier)のシェフ、フレデリック・マドレーヌ(Frédéric MADELAINE)氏は、2005年に東京・世田谷区北沢にブティックをオープン。以後、麻布十番や表参道に店舗を広げています。青リンゴを使用したプチガトー「ポミエ」がシェフのお気に入りです。私の中では、新年に干支エクレアを買いに行くお店です。
サロン・デュ・ショコラ2024のPart3でショコラ6を買いました。パッケージは茶色の蓋身式紙箱で赤銅色でブランドロゴが入っています。購入時、ありがたいことにシェフのサインを入れていただきました。
中には6種類のボンボンショコラと、イラスト付きでチョコレートの説明が入ったリーフレットが入っています。繊細なボンボンショコラはプラケースで十分に守られているので、輸送性も高そう。よい品質管理がされているのを感じます。
上段左からマロン、クール フランボワーズ、ピーナッツ プラリネ、下段左からライム、ゴマ プラリネ、塩キャラメルです。
マロン(Marron)は四角いボンボンショコラに細いラインで模様が入っています。商品説明によると「フランス産栗を使ったペーストとクリーム、ミルクチョコレートとフレッシュバターで仕上げたガナッシュ」とのこと。
センターには栗のペーストが入っています。渋味のない優しい栗の甘みがミルクチョコレートに馴染んで柔らかく広がります。
クール フランボワーズ(Cœur Framboise)は赤いハート型のボンボンショコラです。商品説明によると「赤いハートの中には柔らかなラズベリー風味のガナッシュ」とのこと。
ハート型のミルクチョコレートのシェルの中身はフランボワーズの香りが詰まったビターチョコレートベースのガナッシュです。ラズベリーの優美で力強い味わいを上質なチョコレートの香りがさらに引き立てています。
この手の赤いハートのチョコレートは、近年発色重視でホワイトチョコレートを使ったシェルが多いのですが、こちらは珍しくミルクチョコレートを使っています。おかげでラズベリーの香りとチョコレートがバランスよく馴染んでいます。写りよりも味を重視した商品作りに職人としての誠実さを感じます。
ピーナッツ プラリネ(Praliné cacahuete)は四角いボンボンショコラで隅にナッツの気配が感じられます。商品説明によると「アーモンドと千葉県産の生ピーナッツの自家製プラリネ」とのこと。
センターにはカリカリと奥歯に響くほどしっかりキャラメリゼしたプラリネが詰まっています。後味にしっかりと焙煎したピーナッツの香ばしさが広がって、ナッツの美味しさを堪能できます。余韻に残る苦味がおいしい。
ライム(Citron vert)は四角いボンボンショコラで緑のラインが入っています。商品説明によると「新鮮なライムの皮と果汁の酸味が効いたビターなガナッシュ」とのこと。
センターはライムの香りが詰まったビターチョコレートのガナッシュ。ライムの青い香りと酸味にすっきりとした苦味が奥行きを与えます。口溶けが滑らかで余韻も長く続きます。
ゴマ プラリネ(Praline sesame)は四角いボンボンショコラで金箔が飾られています。商品説明によると「砕いた白胡麻のヌガティーヌの入ったサクサクのアーモンドプラリネ」とのこと。
ゴマの香りがたっぷり詰まったボンボンショコラです。奥歯にサクサクと歯ごたえがあり、口いっぱいにナッツの甘くまろやかな香りが広がります。余韻に甘みと香ばしさが長く続きます。
塩キャラメル(Caramel Fleur de Sel)は四角いボンボンショコラで二本の筋模様が入っています。商品説明によると「キャラメルとフルール・ド・セル・ド・ゲランド入り甘み際立つブラックガナッシュ」とのこと。
塩がよい味を出しているとしか言いようがありません。塩をこれほど濃く感じられるチョコレートは珍しい。攻めてる味が面白かったので、こういうのはもっと知られてほしい。
お値段は3,205円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:ピーナッツプラリネがお気に入りです
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製品名:ショコラ6
種類別名称:チョコレート
原材料:生クリーム、砂糖、カカオマス、カカオバター、マロンペースト、フランボワーズピューレ、アーモンド、カシスピューレ、レモン、水飴、塩、カルバドス、フランボワーズ酒/ソルビトール、転化糖、乳化剤、香料、着色料(赤40、黄5、青1、金箔)、(一部に乳成分・大豆・アーモンドを含む)
内容量:6個
製造者:ル・ポミエ(株)フレデリックマドレーヌ
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