アマゾンカカオ（AMAZON CACAO）は、長野県出身の太田哲雄シェフのチョコレートブランド。軽井沢のレストラン、ラ カーサ ディ テツオ オオタ（LA CASA DI Tetsuo Ota）を拠点にアマゾンカカオの魅力を広める活動を行なっています。
サロン・デュ・ショコラ2023でサルナシの実・山葡萄・サムウェアベーカリーのタブレットを買いました。パッケージは窓つき封筒型紙箱です。アマゾンの色とりどりの花々に囲まれて、太田氏が赤いボーダーシャツ姿で巨大カカオを抱きかかえたまま鳥に運ばれているイラストが描かれています。かわいらしい雰囲気に親しみを覚えます。
箱の中身は、透明な袋入りの重量級タブレットが一枚。モールドは3×8のブロックです。
座りの悪いタブレットをひっくり返して裏を見ます。ペルー産のカカオを使ったチョコレートに、サルナシの実と山葡萄、カカオニブ、サムウェアベーカリー（SOMEWHERE BAKERY）のパンをローストしたパン粉が入っています。入れすぎじゃないかってくらい盛りだくさん詰め込まれていて豪快です。
チョコレートは甘くて食べやすく、マスカットやシトラスを感じさせる白い酸味とまろやかなナッツの脂が感じられるもの。たっぷり混ぜものが入っていますが、一応モールドの溝に沿ってブロックで割ることが出来ます。大きめのブロックを頬張るとベースチョコレートに様々なドライフルーツの甘みとカカオニブのナッツ感、ベーカリーの温かな甘みが合わさって、一噛みごとに甘味と酸味が不均質に現れる。大口で食べておいしい類のチョコレートです。食べる手が止まらない系です。
ベルナシオンのチョコレートにも感じることだけど、わかりやすいおいしさを高品質な素材で追求するのって勇気がいることだと思います。フィーバーが起きやすいけど贅沢な材料の使い方なので決してお安くは作れない。さらにいえば、必ずしも職人から尊敬を集められるものじゃないだろうなあ。でも万人においしいって素晴らしいことですよね。食べ慣れていない人には繊細な味の世界の入り口になるだろうし、マニアが食べても実際おいしい。その事実は変えられません。
太田氏の魅力あふれる大胆なお料理をいつか軽井沢で味わってみたいな。
お値段は2,592円。
総合点：☆☆☆☆
外観：☆☆☆
苦味：☆☆
甘味：☆☆☆☆
風味：☆☆☆☆☆
値段：☆☆☆
その他：愛されチョコ
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製品名：サルナシの実・山葡萄・サムウェアベーカリーのタブレット
種類別名称：チョコレート
原材料：チョコレート60%（カカオ、砂糖）（ペルー製造）、サルナシの実、小麦粉、全粒粉、山葡萄、グラニュー糖
内容量：110g
製造者：LA CASA DI Tetsuo Ota
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