サロン・デュ・ショコラ2017で開催されたフィリップ・ベル氏のデモンストレーションに参加しました。
フィリップ・ベル(Philippe BEL)は2004年にM.O.F.を取得。大手チョコレートメーカーでコンサルタントとして活躍した後、2006年に自身のお店をオープン。リヨンのブティックに加えてラボも開設しました。
この日は、パータタルティネショコラ(PATE A TARTINER)つまり、チョコレートのスプレッドペーストの実演でした。
パータタルティネは水あめ、転化糖、生クリーム、ソルビトールを加熱したものにクーベルチュールを加えて、110度まで温度を上げて混ぜ合わせます。温度調整が肝だそうで、焦がさないように丁寧に混ぜて完成です。
ナッティでキャラメルの味が効いています。酸味は控えめで暖かい味。質感にこだわりをもって作っているだけあって、その滑らかさは最高。今回はブリオッシュと頂きましたが、バナナやアイスクリームもお勧めとのことでした。
フィリップ・ベル氏は、とにかく人当たりのよい方です。今回も喋る喋る。通訳の矢野さんが大変そうな様子も微笑ましくてこちらまで温かい気持ちになります。感謝の言葉にしても、商品に込める思いについても、できるかぎり丁寧に言葉で伝えようとしていて、今回もとても実直な方だなという印象を受けました。
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