ラ パティスリー ドゥ ジョエル((joël))は大阪府八尾市のパティスリーです。シェフパティシエの木山寛氏は、フランス三ツ星レストラン『ロワジス』に勤めた後、帰国してラ・パティスリー・ドゥ・ジョエルをオープンさせました。2002年にはTVチャンピオンの「チョコレート選手権」で王座に輝いています。
今回、大阪市中央区の淀屋橋odonaに入っているジョエル(joël)に行ってきました。
■ラ パティスリー ドゥ ジョエル
住所:大阪府八尾市刑部1丁目183-1-106
電話:0729-93-4488
営業時間:10:30-20:00
定休日:水曜日・木曜日(毎週)
■淀屋橋odona ジョエル
住所:大阪市中央区北浜4-3-1 淀屋橋odona 0102 ジョエル
電話:06-6152-8780~8781
営業時間:10:00~21:00(平日・土曜日)
10:00~20:00(日・祝日)
定休日:年内無休
買ったチョコレートはこちらの4種類。左上から時計回りに、フランボワーズ、紅茶、シュープリーズ、アラブです。
フランボワーズは赤いラインが印象的なスリムなチョコレートです。ベースのビターチョコレートも表面が赤く色づけされています。
赤いラインはホワイトチョコレートでできています。ビターチョコレートのコーティングの中はフランボワーズのビターチョコレートのガナッシュです。コーティングは甘さ控えめの苦さが中心のさらっとした味わい。その中にフランボワーズの風味が鮮明な甘酸っぱいガナッシュが華やかに封じ込められていました。苦味がしっかりしているところが大人の味。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:赤いハイヒールみたいなロマンチック
紅茶は大振りなビターチョコレート。表面に凹凸がメッシュになっています。
中にはアップルティーフレーバーのミルクチョコレートガナッシュ。お茶の風味は控えめですが甘さとミルクの香りの中にふわりと軽やかに感じます。口溶けの滑らかさを楽しみましょう。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆
甘味:☆☆☆☆
風味:☆☆
値段:☆☆☆
その他:ミルクチョコレートも上品な味
シュープリーズは斜めの凹凸のあるビターチョコレートです。
シュープリーズ(Surprise)はスペルでわかるとおり英語のサプライズと同じ。思いがけない喜び、驚きの意味です。
どんな驚きの味かといいますと、ビターチョコレートコーティングの中には二層に分かれてキャラメルとオレンジのガナッシュが入っていました。コーティングに加わってオレンジの爽快な酸味と独特の苦味があり、それをキャラメルのまろやかさが柔らかに包み込みます。コーティングとガナッシュの硬さに差があり、終盤はビターチョコレートの味で締めることになります。コーティングの方も酸味の強いチョコレートを使っていますよ。全てが溶け終わった後に歯にわずかに欠片の感触。オレンジピールが忍ばせてあったようです。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:名前どおりに楽しめます
アラブはビターチョコレートとミルクチョコレートで色分けされたドーム形のチョコレートです。ラクダのコブにも見えますね。
アラブってくらいだからラクダの乳でも使っているのかと思うじゃないですか。
まずコーティングのミルクチョコレートの味が鮮明です。その中はミルクチョコレートのアーモンドプラリネでしたす。なんだか不思議な香りがします。最後にわずかにざらつきと苦味が残ります。コーティングのミルク感に覆われていますが、やはりこちらもビターチョコレートやナッツの苦味が印象に残る味でした。なんだかセンターがわからないまま食べ終わってしまったのが残念です。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:ざらつきはアーモンドパウダーかも
全体的にはビターチョコレートのすっきりとした苦味が印象的でした。すっきりとした苦味を演出する系統は大好きなので味が楽しめました。残念なことにコーティングとセンターの硬さに差がありすぎる嫌いがあります。その分終盤にもコーティングの味を中心に楽しめるのではありますが。
ボンボンショコラは231円です。
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