カカオサンパカ(CACAO SAMPAKA)は1935年創業のスペイン最大のカカオ豆の輸入・チョコレート原材料の製造会社ネダーランドグループの子会社として、1999年バルセロナに誕生しました。カカオサンパカでは、カカオ豆の選別から高品質なチョコレート原材料の製造にいたるまで全工程を管理することができ、アトリエのショコラティエにより300種以上の製品を作ることができます。
サロン・デュ・ショコラ2024でチーズガナッシュ ボンボンショコラ3個入りを買いました。パッケージはカカオサンパカ定番の黒い化粧箱。エンボスレザーような質感で高級感があります。ロゴ入りの青いゴム紐で飾られていました。
商品説明によると「カカオ70%のダークチョコレートにマッチングするチーズをセレクトし、特殊な技術でチーズを口溶けがなめらかなガナッシュに仕上げました。チーズ本来の風味をお楽しみいただけます」とのこと。
パルミジャーノ・レッジャーノ〈イタリアチーズの王様〉は牛柄のプリントです。
商品説明によると「2年以上の長い熟成に適しているものを“パルミジャーノ・レッジャーノ”、熟成12ヶ月の時点で微小な傷や内部にわずかな欠陥が見られるものを“パルミジャーノ・レッジャーノ・メッツァーノ”に等級を分け、チーズの表皮に焼印などでマークを付けています。熟成が進むとじゃりじゃりとした食感と、しっかりとした旨味と豊かな香りが感じられます」とのこと。
半分に切ったら、思わず笑っちゃうくらいに中身がチーズでした。香りだけならまんまチーズかと思うほどです。結晶化した旨味が口いっぱいに広がります。軽い塩味とチョコレートの組合せはかなりクセがあるので万人には勧められません。ただ、こんなにもチーズを感じられるチョコレートは今まで食べたことがない。久しぶりにとんがったもの食べちゃったなあ。チーズの香りの余韻にかなりわずかにチョコレートの香りがして、そこが一番美味しかった。
マンチェゴチーズ〈スペインチーズの代表〉は羊柄のプリントです。かわいいですね。
商品説明によると「羊の生乳を原料としたハードタイプのチーズ。ヨーロッパのチーズというとフランスやスイスが有名ですが、スペインもチーズの生産量では負けてはいません。外国でスペインのチーズがマイナーなのは、生産されたチーズの大部分が国内で消費されてしまうからです。しかし、輸出されているチーズもないわけではありません。その中でももっとも有名なのがこのマンチェゴチーズです」とのこと。
チーズの香りが最高にいい。チョコレートとの組合せでいえば、これが一番あっていました。チーズの香りをカカオの苦味が支えてすっきりとした後味にしています。バランスが良い。このアソートはこれから食べるのがいいかも。
カブラレスチーズ〈幻のチーズ〉は牛柄と山羊柄が混ざったプリントです。
商品説明によると「野趣あふれるアオカビタイプのチーズ。スペインのアストゥリアス地方、ピコス・デ・エウロパ山脈にあるカブラレス村で作られているチーズです。現在ではこの村を含む4つの村でしか生産が行われていないため、『幻のチーズ』と呼ばれています」とのこと。
「幻の」とはどんなもんだ?と、先にセンターだけ味見してみたら、今までチーズでは味わったことがないほどの刺激がありました。「野趣」って言葉をこれほど体感したことはありません。エグみのギリギリを攻めてくる、これは珍味の類です。旨味が爆発してこのチョコレートの香りじゃ包みきれないように思いました。余韻なんてレベルじゃなく後味が長い。濃厚です。これ赤ワインが好きな人はたまんないだろうな。収斂味で舌がビリビリするので、最後に食べるのをお勧めします。
こういうの、記憶に強烈に残って、忘れた頃に無性に食べたくなるんだよなあ。
お値段は1,620円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:しょっぱあまーい
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製品名:チーズガナッシュ ボンボンショコラ3個入り
種類別名称:チョコレート
原材料:①パルミジャーノ・レッジャーノ:カカオマス、パルメザンチーズ(牛乳・塩)、アーモンド、ココアバター、砂糖、全粉乳、塩/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(ココアパウダー、二酸化チタン)②マンチェゴ チーズ:カカオマス、マンチェゴチーズ(羊乳、塩)、アーモンド、ココアバター、砂糖、全粉乳、塩/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(ココアパウダー、二酸化チタン)③カブラレスチーズ:カカオマス、アーモンド、ココアバター、カブラレス チーズ(牛乳、羊乳、山羊乳、塩)、砂糖、全粉乳、塩/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(ココアパウダー、二酸化チタン)
内容量:3個
原産国名:スペイン
販売者:CSJ(株)
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