チョコレートと中国茶、2回目のお茶は正山小種(ラプサンスーチョン)です。
中国茶を語る上で避けて通れないお茶だそうですが、パックを開けたそばから嫌な予感がしましたよ。この香りの強さから慮るに、普段入れる茶葉の半分で十分とみましたが、それでも強烈な香りです。
しかも、ものすごく嫌な匂い。
まちかいない。
これは正露丸だ。歯医者さんの匂いだ。
お茶にしてみて印象が変わるかと思えば、さらに正露丸臭が強くなりました。もう少し薄めに淹れなおします。
トップノートがとにかく煙たいので、甘いものにはまず合うとは思えませんが、燻製を作るようなものとは合いそうです。スモーキーなものと言えば、当然チーズや鮭との相性は抜群でしょうね。ハムもおいしいかも。
私みたいなラプサンスーチョン初心者は、二杯目の香りが少し落ち着いたくらいからをビターなチョコレートやカカオブリュとあわせるのが良さそうです。二杯目はお茶から甘味が感じられるようになりました。お茶を口に含んで、香りの中にある舌が痺れるような冷感を探りながらチョコレートを一齧りしましょう。すると、あの癖の強いお茶の香りが一気にまろやかになりました。チョコレートの甘味が消えた後にお茶の甘味が続き、チョコレートとお茶が一体となった味を楽しむことができます。
コツは薄めに淹れることと、なるべく甘くないチョコレートを選ぶことのようです。ブレンドティーもお勧めで、ラプサンスーチョン2割、キーマン8割で淹れたら、とってもおいしいブレンドティーができました。
※私、下戸なので忘れていましたが、これスコッチウイスキーのマリアージュとそっくりです。ウイスキーとチョコレートを召し上がる方には馴染みの味だと思います。
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