キートス(kiitos)は鹿児島県鹿屋市に工房を構え、カカオ豆からチョコレートができるまでの全行程、選別・焙煎・粉砕・調温・生計・包装を管理・製造するるビーントゥバーチョコレート(bean to bar chocolate)のブランドです。桜島がモチーフのチョコレートは、厳選したカカオ豆ときび砂糖だけを使い、ザクザクとした食感のクランチと、口溶け滑らかなスムースの2タイプを作っています。
Kiitosの母体は、特定非営利活動法人Lanka という主に農園芸作業を通じて障がい者の就労支援をしている団体です。
ショップは、元鹿屋市立菅原小学校の廃校利活用施設ユクサおおすみ海の学校に構えています。雄大な桜島を望める体験型宿泊施設内です。
東京チョコレートサロン2023で限定販売していたチョコレートチャンス アマモス・アマゾン(”CHOCOLATE CHANCE” Amamos Amazon -Brazil Amazones 70% Smooth-)を買いました。今はオンラインショップでの取り扱いがない商品です。
カカオ豆はアマモス・アマゾン(Amamos Amazon)の、ブラジル・アマゾナス州のバルゼア(アマゾン川氾濫源)で採れる野生種カカオを使用。
キートスのチョコレートといえば、そのアートワークにも注目したいところ。鹿児島のシンボル桜島を模した台形の形がとてもユニークで、包みの技術に唸らされます。
今回のパッケージは、チョークボーイとして知られるチョークグラフィックアーティスト吉田幸平氏と kiitos で働く Lanka のメンバーが描いた作品を使っているそうです。リンク先にイベント会場のメインビジュアルとして使われた作品が写っています。なんでも、チョコレートの包み紙152枚を使って作られたのだとか。私が買ったチョコレートのパッケージが、どの部分のものかわかりますか?
サラサラと肌触りの良い絹目エンボス加工が施された銀紙を開くと、三角のブロックが組み合わさった台形のダークチョコレートが入っています。
残念ながらブルーイングしていました。あの蒸し暑い鹿児島でチョコレートを作ることの難しさを感じずにはいられません。
商品説明によると「Amamos Amazonさんのアマゾン バルゼア野生種カカオ豆を使用。フルーツの酸味と、完熟したバナナのようなずっしりとした甘さが広がる野性味あふれる味わい。ナッツやミルクのような風味も特徴です。スムースタイプ70%のみ、限定数の販売」とのこと。
優しい酸味を伴ってトロピカルフルーツのような芳香とまろやかなココア感が感じられるチョコレートです。チュアオとかに似た系統。ブルーイングで香りが飛んでしまったきらいがありますが、穏やかな苦味と酸味で食べやすくなっています。キートスのスムースタイプはコンチングが24時間。すっきりとした溶け心地が魅力です。
お値段は1,620円。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:すっきりとした味わい
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製品名:”CHOCOLATE CHANCE” Brazil Amazonas 70% Smooth
種類別名称:チョコレート
原材料:カカオ豆、きび砂糖
内容量:40g
製造者:Kiitos(NPO法人)
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