ベルギーにアトリエを構えるドゥバイヨル(DEBAILLEUL)は、1983年にMOFの重鎮マルク・ドゥバイヨル氏によって創設されました。現在は創設者の精神を忠実に守り、MOFロイック・ブランダン(Loïc Blandin)氏がシェフ ショコラティエを務めています。
ドゥバイヨル丸の内オアゾ店でボンボンショコラとシトロネットを買いました。ドゥバイヨル専用の美しいバロタンに入れてもらえました。
開いても美しい。写真を取りそこねましたが、個々の商品の説明が書かれたリーフレットも付いてきます。
ご覧のとおり、一つ一つグラシンカップに入れてある上に、上下段の間にはペーパークッションを敷いて十分に保護されています。バロタンにこんなに丁寧にチョコレートを入れてくれるのは日本だけかもしれません。
さらに、量り売りのパンプルムースが個別包装してあります。他のチョコレートを粉砂糖で汚してしまわないようにする配慮です。こういった細やかな品質管理がブランドを支えているのだと思います (どこまでも本場風な別のパティスリーでひどい目にあったばかりなので余計に感激)。
新年から癒やされました。こういった素敵なブランドこそ長く長く続いてほしいので、今年もせっせと通いますよ。
マルト(MARTHE)です。商品説明によると「クリームをたっぷり使用したバニラガナッシュ入りビターチョコレート」です。
濃い。真黒に見える程に深く入ったロースト、まろやかな生クリームと華やかなバニラの広がりが見事です。甘すぎず心地よい苦味でココア感を楽しめます。ここ数年の Bean to Bar の潮流に揉まれて浅煎りのチョコレートを多く食べた口には、とてもオーソドックスに思える味だと思います。でも、このひと粒には、私がチョコレートをおいしいと感じる時の要素が詰まっています。最初に食べた時からずっと好き。口溶けもとても柔らかく、余韻はいつまでも優美です。
お値段は302円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:このひと粒には元気の素が詰まってる気がする
スノウドン(SNOWDON)です。商品説明によると「アイリッシュコーヒーのガナッシュをミルクチョコレートでコーティング」したものです。
清涼感のあるミルクチョコレートを口に含むと、中から甘さと苦味がウイスキーの香りと共に弾けます。溶け心地は実に滑らか。魅惑の味です。この鼻をくすぐる香りには誰だって魅了されるでしょ。コーヒー大好きな私にはまさに好みの味でした。
お値段は324円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
苦味:☆☆☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:洋酒がしっかり効いています
オランジェット(ORANGETTE)です。商品説明によると「オレンジピールをビターチョコレートでコーティング」したものです。
冬になるとやけにオランジェットが食べたくなりません?
しっかりと苦味の感じられるビターチョコレートでオレンジピールをコーティングしてあります。オレンジピールはしっとりとして柔らかく、口の中でチョコレートとうまく調和します。余韻にオレンジピールの清涼感がいつまでも続きます。なんで一本しか買ってないのか自分を攻めたくなりました。
お値段は108円(量り売り)。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:明日にでも買いに行きます
シトロネット(CITRONETTE)です。商品説明によると「レモンピールをミルクチョコレートでコーティング」したものです。
一口食べてお口がキュっ引き締まりました。心まで溶けるようなまろやかで暖かみのあるミルクチョコレートの香り、それだけでも十分に魅了されるのに、さらにレモンの清涼感が広がります。まるで夢見心地。
お値段は86円(量り売り)。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:満足感高い
パンプルムース(PAMPLEMOUSSE)です。商品説明によると「グレープフルーツピールをミルクチョコレートでコーティング」したものです。
なんて優しい味。上の二つと比べればピール感は控えめです。グレープフルーツのピールの苦味が控えめなせいで、パウダーシュガーの甘さとミルクチョコレートが組み合わさって、まるでキャラメルに包まれているかのように味に奥行きをもたらしています。一噛みごとに、グレープフルーツピールの香りと清涼感がチョコレートと絶妙に調和していくのが感じられます。これ楽しいな。
お値段は86円(量り売り)。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆
甘味:☆☆☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:鼻に抜ける香りもよい
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