クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ(C.C.C.:Club des Croqueurs de Chocolat)はフランスのチョコレート愛好家のクラブです。日本語ではよくチョコレートをかじる人たちのクラブと訳されています。最近はフランス語の略セーセーセーで通じるようになってきました。
1981年に発足したチョコレート愛好家の集まりです。クラブの会員は150人に制限されていて、食の愛好家や評論家、各界の著名人等が含まれ、定期的に試食会が行われています。この試食会はC.C.C.ガイドブック掲載の賞の審査とは別に行われるものです。
C.C.C.ガイドブックに掲載される各賞の審査対象は応募作品に限定されます。ですから、誰からも最高級のショコラティエとして知られているブランドであっても応募していなければ受賞することはありません。それでも、フランスのショコラティエの評価を知りたい時にはとても参考になります。受賞結果は、パリで開催されるサロン・デュ・ショコラで発表されます。
C.C.C.の賞は色々ありますが、中でも「欠かすことのできないショコラティエ」のリストに名前が載るのは、ショコラティエとして名誉なことだと思います。毎年、超一流の方々がずらりと並びます。
2015年版の欠かすことのできないショコラティエ(LES INCONTOURNABLES DU CHOCOLAT 2015)のリストは以下のとおりです(順不同)。
- アルノー・ラエール(ARNAUD LARHER)
- ファブリス・ジロット(FABRICE GILLOTTE)
- フランク・フレッソン(FRANCK FRESSON)
- ジル・クレスノ(GILLES CRESNO)
- アンリ・ルルー(HENRI LE ROUX)
- ヒューバート・マッセ(HUBERT MASSE):ラ・カカオティエ(Le Cacaotier)
- ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)
- ジャン=ピエール・エチアンヴル(JEAN-PIERRE ETIENVRE):デュポン・アヴェック・アン・テ(Dupont avec un thé)
- ローラン・ドゥシェンヌ(LAURENT DUCHÊNE)
- ニコラス・クロワゾー(NICOLAS CLOISEAU):ラ・メゾン・ドゥ・ショコラ(La Maison du Chocolat)
- パスカル・ル・ガック(PASCAL LE GAC)
- ピエール・エルメ(PIERRE HERMÉ)
- ピエール・マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)
- リチャード・セーヴ(RICHARD SÈVE)
- サダハル・アオキ(SADAHARU AOKI)
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