ルレ・デセール会員のヴァンサン・ゲルレ(Vincent Guerlais)は1997年、当時22歳の若さでフランス、ロワール地方ナントに店を構えました。2009年CCC(ショコラ愛好家クラブ)で最高評価の5タブレットを受賞。2011年サロン・デュ・ショコラのカタログによると、「ブルターニュ名産の塩を使ったキャラメルやクレープダンテルなどを使ったショコラを得意とする。駄菓子をモチーフにオリジナリティあふれるものにアレンジを施すなど、地元素材を使ったクリエイションは評価が高い」ということです。
ゲルランゴ(Les Guirlingots)は青紫の三角柱型のパッケージ。紙の質感もペラペラで簡易包装みたいな感じです。
手にしたとき、正直、やられたなぁと思いました。伊勢丹のオンラインショップで買ったのですが、カタログの商品写真はもっとキレイに見えたんですよね。
中身はポップな色調の三角錐のチョコレートです。面白い形ですが、色味が淡くて駄菓子っぽいです。上の赤いのから時計回りに、フランボワーズ、レモン、オレンジ、ココナッツです。ナントの伝統菓子ベルランゴという三角に切り出した飴をモチーフにしたものだそうです。
おかしいなあ。カタログの商品写真はもっと鮮やかな色をしていたのに。しかもカタログで赤いのはゲルランゴ・フランボワーズって書いてありましたが、原材料には記載がないし。パッションフルーツってのが怪しいですね。書き間違えたのかもしれません。
フランボワーズは赤のチョコレート。
ホワイトチョコレートのコーティングにヘーゼルナッツとアーモンドの詰め物が基本の形です。
よかった。フランボワーズの香りがします。原材料に記載がなかったので、違う味がするのかと恐る恐る食べました。ナッツのまろやかさとホワイトチョコレートの厚みのあるミルクの香りに、フランボワーズの時にピリッと舌を刺激する酸味がおいしいです。
レモンは緑色のチョコレートです。
青いレモンのイメージでしょうか。まるでレモングラスのようなもっと青い爽やかさを感じます。すっきりとした香りに包まれて、プラリネの濃厚さも軽やかです。後味までおいしい。
オレンジは橙色のチョコレートです。
これはお勧めです。一番、駄菓子っぽい味でもありますが、すっきりとしてとても食べやすい味です。ホワイトチョコレートのまろやかさがオレンジの風味を引き出します。余韻も柔らかい。
ココナッツは黄色のチョコレートです。
ココナッツのシャキシャキ感にナッツの歯応えが印象的。すっきりとした清涼感のある香りが全体を上手くまとめています。ホワイトチョコレートをこんなにも上手に使っているチョコレートは珍しいです。これも気に入りました。
お値段は1575円。
総合点:☆☆
外観:☆☆
苦味:☆
甘味:☆☆☆
風味:☆☆☆
値段:☆☆
その他:味には満足ですが、製品としての正確性に疑問
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製品名:ゲルランゴ
種類別名称:チョコレート菓子
原材料:カカオペースト、砂糖、ココアバター、全粉乳、アーモンド、ヘーゼルナッツ、レモンの皮、オレンジの皮、パッションフルーツ、ココナッツ、乳化剤(レシチン:大豆由来)、香料、着色料(赤色102号、黄4、赤色40号、黄5、青1)
内容量:4個
原産国:フランス
輸入者:(株)センチュリートレーディングカンパニー
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