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鹿島茂;パリ・世紀末パノラマ館 エッフェル塔からチョコレートまで

鹿島茂著「パリ・世紀末パノラマ館」は19世紀のパリの世紀末をパノラマ的に紹介したエッセイです。風俗、芸術、文化をイラストや写真たっぷりに紹介しています。 一編が短いので物足りなさを感じる部分もありますが、鹿島氏のまるで昔を懐かしむような語り...
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筒井敬介;チョコレート町1番地

Meicianさんのブログ◆ Langue de chat ◆で紹介されていたので興味を持ち、図書館にあったのを取り寄せてみました。「チョコレート町1番地」は筒井敬介氏の著書で、絵は小野かおる氏の青い鳥文庫です。 話の舞台は大変貧しい暮らし...
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宮本輝;真夏の犬

表紙絵に使われている有元利夫氏の作品のせいか、私は宮本輝氏の作品にいつも「朱」を感じます。朱は赤錆であり、栄養のない土の色であり、煉瓦の色であり、貧困の悲しみを感じさせるのです。 「真夏の犬」はそんな短編が集められています。 表題作は夏休み...
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上田早夕里;ショコラティエの勲章

小松左京賞を受賞作家、上田早夕里のグルメ・ミステリー「ショコラティエの勲章」は、上生菓子を扱う和菓子屋「福桜堂」の娘絢部あかりと近所の人気ショコラトリー「ショコラ・ド・ルイ」のシェフ長峰和輝が、日常のちょっとした謎を解き明かしていくミステリ...
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樋口公実子;チョコレータひめ

文はもとしたいづみ、絵は樋口公実子の絵本です。 表紙からしてとてもおいしそうな絵本なのですが、表紙をめくるとさらにクラクラするくらいスイーツが満載です。 表紙のすました表情のお姫様は甘いものが大好き。それもそのはず、彼女の名前は「チョコレー...
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ステファニー;心はチョコレート、ときどきピクルス

世界中の女の子が大人になるまでの間に一度は経験しそうなことがたくさん詰まっています。作者の名前はステファニ。この本は、苗字のないステファニの日記を元に出版されたものだから、思春期の女の子の真実の声が綴られています。 ステファニが「だぁい好き...
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森橋ビンゴ;チョコレートゴシップ

森橋ビンゴ著の甘くて苦いライトノベルです。 「悲しい出来事があるとチョコレートを作りたくなる」語り手によって、チェリーオンザチョコレートケーキを作りながら短編4つが綴られる形式を取っています。 短編はどれも切ないようなホッとするような話だけ...
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幸せのショコラ

「幸せのショコラ」は、2007年のドイツのテレビドラマで、原題を「WIE ANGELT MAN SICH SEINE CHEFIN:上司を釣る方法」といいます。 ハガタカファンドの買収によって翻弄される老舗チョコレート会社「マイネケン」の人...
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ヴォルフ・ドゥリアン;チョコレート王と黒い手のカイ

「チョコレート王と黒い手のカイ」はドイツの青少年雑誌の編集長をしていたヴォルフ・ドゥリアン(Wolf Durian)の著書で、主人公のカイが大人を相手に街を自由に駆け巡る姿が痛快な物語です。原題は「箱の中から出てきたカイ:KAI AUS D...
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ジョアン・フルーク;チョコチップ・クッキーは見ていた

ジョアン・フルーク著の甘いミステリーです。 主人公のハンナはクッキー店のオーナーで、のんびり屋とも思われている誠実さとまじめさには定評のある好人物です。目下の悩みは、母親のもちこむ縁談話のようですが、愛猫のモシェとの暮らしはなかなか快適な様...