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ジョアン・フルーク;チョコチップ・クッキーは見ていた

ジョアン・フルーク著の甘いミステリーです。

主人公のハンナはクッキー店のオーナーで、のんびり屋とも思われている誠実さとまじめさには定評のある好人物です。目下の悩みは、母親のもちこむ縁談話のようですが、愛猫のモシェとの暮らしはなかなか快適な様子。ある日、ハンナは店の裏で死体を発見してしまい、そのうち保安官助手の義弟の手伝いをすることに。持ち前の好奇心と、甘いクッキーの誘惑と商売から得た交友関係を使って、容疑者を絞り込んでいきます。

「おいしいものの前ではだれしも口が軽くなる」とは素晴らしい探偵テクニック!

さて、この本ではハンナが作るクッキーがレシピとなって掲載されています。紹介されるクッキーはすべておいしそうなものばかりですが、中でも興味をそそられたのは「チョコレート・カバード・チェリー・ディライト」。だってキャッチコピーがすごいもの。

すべての精神科のオフィスには、このクッキーを1皿ずつ置くべき――チョコレート・カバード・チェリー・ディライト2個でだれでも鬱知らず。

ね、こんな強力なクッキーよ、誰だって食べたくなるわ。

チョコレート・カバード・チェリー・ディライト

●オーブンを180度に温めておく

<材料>
無塩バター:1カップ ※1
白砂糖:2カップ
卵:2個
ベーキングパウダー:小さじ1/2
ベーキングソーダ(重曹):小さじ1/2
塩:小さじ1/2
バニラエッセンス:小さじ2
ココアパウダー:1カップ
小麦粉:3カップ(ふるわなくてよい)
マラスキーノ・チェリー:2瓶(280グラム入りの瓶詰) ※2
チョコチップ:2カップ
コンデンスミルク:1/2カップ

<作り方>
①バターをとかして白砂糖を混ぜる。
②冷めたら卵を加える。よくかき混ぜてから、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、塩、バニラエッセンス、ココアを加え、そのつどかき混ぜる。
③小麦粉を加え、よく混ぜる(硬くてぽろぽろした生地になる)。
④チェリーの水けを切り、軸を取る。シロップはとっておく。
⑤生地を手でクルミ大のボールに丸める。
⑥油を塗ったクッキーシートの上に十分間隔をあけて置く。
⑦真ん中を親指で押して深いくぼみを作る
(けがなどをしているときは、小さいスプーンのくぼみを使うこと!)。
⑧それぞれのくぼみにチェリーをひとつずつ置く。
⑨小鍋の中にチョコチップとコンデンスミルクを入れて混ぜ、沸騰した湯を入れた鍋で湯せんにする。鍋を弱火にかけ、チョコチップがとけるまでおく(電子レンジでやってもよいが、硬くならないように様子を見ながらやること)。
⑩とっておいたチェリーのシロップ30ccを加えてかき混ぜ、とろりとしたソースを作る。ソースが硬すぎたら、少量のシロップを足す(小さじですくってみること。ぽたぽたしずくがたれないようなら硬すぎ)。
⑪ソースをスプーンですくって、クッキーの真ん中にそれぞれかける。ちょうどチェリーが隠れる程度に。脇から流れないように注意すること。
⑫180度のオーブンで10分から12分焼く。
⑬クッキーシートの上で2分間冷ましてから、ワイヤーラックに移して完全に冷ます。

※1)米国の1カップは約240cc。
※2)チェリーが好きでない人は、一口大に切ったパイナップルを、よく水けを切って使ってもよい。フロスティングを薄めるにはそのジュースを使う。半分に割ったピーカンナッツ、あるいはマカデミアナッツでもよい。その場合、フロスティングを薄めるには冷たいコーヒーか水を使うこと。なにも載せたくなければ、チョコレートの混合液をくぼみに流し入れるだけでもよい。これもおいしい。

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