バレンタインデーが終わり、輸入菓子を扱うお店に並んでいた、洋ナシ型のチョコレートを手に取りました。フランスのアブティ(Abtey)の洋ナシ型のチョコレート、XXリキュールポワールウィリアム(Poire William)です。
アブティは、1946年にヘンリー・アブティ(Henry Abtey)とその妻が、ドイツとスイス国境に近い街、フランスの小さな村エムブルヌに創業したショコラティエです。創立時から、砂糖の殻を使わずにリキュールを満たしたチョコレートを作る技術を誇り、ブランデーグラス型や洋ナシ型の立体チョコレートで知られています。
私はチョコレートの他にも果物全般が好きです。中でも洋ナシは好物の一つ。日本の梨に比べて、あまり果物屋さんに並ばないのが不満で、もう時期は過ぎましたが、冬になると通販で取り寄せて楽しんでいます。取り寄せた洋ナシは室温で追熟させて、適度に柔らかくなったところで冷やしていただきます。スプーンですくうくらい柔らかくなった果実は、とても甘くてとろけます。なんで、こんなにおいしいのに日本ではウケないんでしょうね。
洋ナシのポワールウイリアムは他の梨と比べて果汁が多く、なめらかな舌触りが魅力で加工しやすい特性のある品種です。ポワールウイリアムを使って作ったブランデーがXXリキュールです。
XXリキュール ポワールウィリアムの外箱は、大き目のプラスティック製です。
中には洋ナシをかたどったダークチョコレートが5個。
ころんとしたフォルムのビターチョコレートの中には、なみなみとブランデーが封じ込められています。口に含んでチョコレートを割ると、中から苦い焼けるようなリキュールが出てきて、口の中を刺激しました。すぐに呼吸が熱くなるのが分かりました。ブランデー自体のアルコールがキツイわけではなく、どちらかというと口当たりの良いものだと思います。単に私が下戸なだけ。他のリキュール入りのチョコレートはリキュールがとても甘くできているので、お酒の刺激も砂糖でごまかすことができ、下戸の私も食べられるものが多いのですが、このチョコレートは1個で結構です。まるっきし、お酒の味がしますから。お子様、下戸な方にはオススメできません。
残ったチョコレートをミルクに溶かしてみたら、ブランデー入りのおいしいホットチョコレートになりました。お酒の風味も程よく効いておいしい。180mlの温めた牛乳に2個入れるのが丁度良い感じです。下戸にとってはむしろココア向きの商品です。就寝前に楽しめば、素敵な眠りにつけそうです。
お値段は598円。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆
甘味:☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:これはチョコレートじゃなくてお酒だね?
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製品名:XXリキュール ポワールウィリアム
種類別名称:チョコレート
原材料:砂糖、カカオマス、転化糖、ココアバター、ウィリアムペアブランデー、アルコール、香料、乳化剤(大豆由来)
内容量:100g
原産国:フランス
輸入者:(株)オーバーシーズ
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