ベルギー王室御用達のパティスリー、ヴィタメールのボンボンショコラです。
左上から時計回りに、ソルト、フランボワーズ、マンゴー、ヴィタメールです。
ソルトの外観は八角柱で金箔が散りばめられてキラキラしています。
ミルクチョコレートのガナッシュをブラックチョコレートで包んだものです。
口の中でダークチョコレートが割れた瞬間に、ガナッシュのこれまたヨーロッパのチョコレートならではのキャラメルの焦がした香りがドッと押し寄せてきます。しかも、かなり甘い。要は塩キャラメル系ね。
口溶けは極めてなめらか。甘さとミルクの香りがかなり長く持続します。
フランボワーズは石榴の実を思わせるチョコレートで、表面がボコボコしています。
フランボワーズのアクセントがついたクーベルチュールに厚みがあります。ベルギーチョコレートの特徴だと聞いたことがあります。
口の中でフランボワーズの酸っぱい香りが広がり、喉には苦味と甘みが残ります。その上、食べた後しばらくたっても、フランボワーズの酸っぱさがずっとあるの。
断面で見てわかるとおり表面のクーベルチュールに厚みがあって、フランボワーズがまばらに入っているためか、思った以上にフランボワーズの味が単体で強く出るんです。
でも、あんまり好きじゃない。
食べ初めが妙に薬品臭いの。まぁフランボワーズってそもそもそんな香りだし。
マンゴーは、黄色い爽やかな色がレモンを思わせるホワイトチョコレート。
黄色い鮮やかなガナッシュをホワイトチョコレートで包んだもの。
マンゴーの香りは微妙。やっぱり食べ初めが薬品くさい。フランボワーズの味が混ざったのかしら?
口の中で溶けていくにつれて大好きなマンゴーの香りがするんですけど、これも好みじゃないなあ。マンゴーだと思わなきゃ爽やかなんだけど。
そして、最後はブランドの名前そのものがついたプラリネです。
ヴィタメールのゴールドのロゴが光ります。
洋酒の香りが後を引くガナッシュをダークチョコレートでコーティングした正統派のガナッシュです。
これの香りの強さは恐ろしいくらい。
柔らかいガナッシュが口の中で潰れると、鼻を通り過ぎて目の方まで立ち上がる感じがします。お酒が嫌いな人は敬遠するくらいの香りですが、この舌触りと喉ごしは素敵です。さらに大きさもあるので食べ応えあって満足。
最後のにやられちゃったかな。
あくまで今回購入した4種を食べての感想ですが、こちらは甘さと洋酒の香りを楽しむブランドのようですね。ヴィタメールはガナッシュよりも定番のトリュフを食べるべきなんだろうな。フルーティーなチョコレートはピエール・エルメの方が断然好みです。
お値段は、ブランドチョコレートにしては少し懐に優しい一粒200円(実はこれが一番魅力かも)。
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