ベルギーチョコレートを本国から空輸しているのに、とってもお手軽なお値段が魅力のレオニダス(Leonidas)です。店舗もほどほどに多いし、通販もあるので比較的手に入れやすい部類のブティックチョコレートです。
公式ホームページにはこうあります。
「レオニダスは創業当時、 ブリュッセルの Boulevard Anspach の路上に小さなお店を出しました。現在ではベルギー最大のチョコレート製造業者となり、ブリュッセルを初め、世界中に1700店舗以上の店舗にまで広がりました。」
日本でベルギーチョコレートと言えば、ゴディバがあまりにも有名。でも、ゴディバの日本やアメリカでの展開は極端で、実はベルギー国内の店舗数は17しかありません。一方レオニダスは公式サイトで謳っているとおり、ベルギー本国に店舗が多く400を越えています。
ベルギーっ子のチョコレートと言えばレオニダスで間違いなさそうです。
「レオニダス」という名前はギリシャ人の創始者レオニダス・ケステキディス(Leonidas Daskalidès)氏に由来するそうです。アメリカに移住したレオニダス氏は、ベルギーで開催された万国博覧会にギリシャ代表として出品して金賞を得たことがきっかけでベルギーにお店を構えたということです。
今でこそベルギーチョコレートの代表的存在のレオニダスですが、実は、当時のベルギーっ子にとって異国情緒あふれる味だったのかもしれませんね。
こちらは銀座二丁目のお店です。銀座一丁目駅からすぐですがあまりにゴミゴミした場所にあるのでまるで目立たない。
左上から時計回りに、パッションフルーツ、レ・レス・デ・レオニダス、ルイーズ、アレクサンドルルグランです。
レ・レス・デ・レオニダスのパッションフルーツ(Les L’s de Leonidas Passion Fruit)です。
パンションフルーツのホワイトチョコレートガナッシュをビターチョコレートで包んであります。中のホワイトクリームが実にやさしくパッションフルーツの酸味を抑えて、爽やかさを引き出しています。清々しいパッションフルーツの香りの後に無骨な程苦いチョコレートが被さってくるのが、とても素敵。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆
その他:こんなに小さな1個では、物足りません。
クーペ・プラリネ・クロカント(Coupe praline croquant)です。
ギザギザの縁が華やかさを演出するミルクチョコレートのクーペ(デザート皿)にジャンドゥーヤを絞ったものです。指で押すとへこむほど柔らかいジャンドゥーヤはヘーゼルナッツの香りが濃く、実に甘いです。クリスプがわずかに混ぜ込んであります。
総合点:☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆
甘味:☆☆☆☆☆
風味:☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:あまりに甘くて眉間に皺が寄りました
L の刻印が入っているのはルイーズ(Louise)です。
典型的なベルギーチョコレートの味です。このコーティングの厚さがビターチョコレートを十分に楽しませてくれます。ミルクチョコレートがぷんと香ります。なんだかバタ臭いと思ったら、キャラメルが混ざっているようです。こういう香りをアクセントに使うのも珍しくて面白いわ。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆
苦味:☆☆☆☆☆
甘味:☆☆
風味:☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:キャラメルの香りに一瞬面食らいました
アレクサンドルルグラン(Alexandre Le Grand)はアレキサンダー大王の横顔が刻印されています。
コクのあるカラメルクリームが入ったダークチョコレートです。一噛みでキャラメルが流れ出しました。しかし、この生キャラメル、最高にうまいわー。これはまた買いたい一品です。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘味:☆☆☆☆
風味:☆☆☆☆☆
値段:☆☆☆
その他:中のキャラメルガナッシュだけでも心がとろけるほど美味しい
レオニダスの店頭での販売は量り売りです。今回の4つのボンボンショコラで、お値段は565円でした。
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