東京・吉祥寺にあるプレスキルショコラトリー(PRESUQUILE)はシェフ小抜知博氏が手掛けるショコラトリ。カカオが持つ香り、酸味、苦味、味わいを最大限に引き出したショコラを目指し、すべての素材の本来の美味しさを表現し、もの創りのすべてのプロセスに想いを貫き、『本質的な豊かさ』をデザインするブランドです。
サロン・デュ・ショコラ part 3 でスヴニール(Souvenir)を買いました。パッケージは木製の蓋身一体式の張り箱です。茶色地に金色でロゴと植物文のフレームが輝いて、落ち着いた高級感があります。蓋は透明なゴムで閉じられているだけ。おかげで、シールの粘着剤が残ったり剥がし損ねてパッケージを傷めたりする恐れがなく、うれしい心配りだと思いました。
蓋の裏にも金地でロゴが入っていました。ロゴはピッチフォークなのかな?どういう由来があるのか、機会あったら聞いてみたいな。
ブランドと商品の説明が書かれたリーフレットも付いています。
中には5個のボンボンショコラが入っています。ボンボンショコラの形にそって成形されたプラケースで覆われていました。中が透けてわかりやすいし、しっかり固定されていて輸送性も高そう。よく考えられたパッケージです。
商品説明によると「台湾への旅で出会った素材とショコラをマリアージュさせた「台湾からのお土産」をイメージしたボックス。それぞれのアロマの抽出方法を変えることで、素材の魅力を最大限に引き出し、薫り高いショコラに仕上げています」とのこと。
上段左が四季春茶、真ん中が台湾カカオ、上段右がマーガオ、下段左が凍頂ウーロン×カシス、下段右が金木犀×ライチです。
四季春茶は隅に赤く斜めに模様が入った四角いボンボンショコラです。商品説明によると「蘭の花のような優しい香りが特徴の中発酵(30~50%)の烏龍茶のガナッシュ」とのこと。
ミルクチョコレートの薄いコーティングの中には烏龍茶の香りを移したガナッシュ。柔らかく滑らかに口で溶けて、後味にほんのりと甘いお茶の味わいを残します。甘味を極力控えているからこそわかる甘いお茶の香り。わずかに渋味が感じられます。
台湾カカオはカカオポッドの形をしたボンボンショコラです。落ち着いた赤のグラデーションに魅力があります。商品説明によると「台湾屏東産カカオ豆のガナッシュ。赤ワイン、ウイスキー、蜂蜜、フローラルを思わせるアロマのカカオ」とのこと。
フローラルで穏やかな苦味がまろやかな生クリームの香りに包まれています。甘さ控えめで、見た目からイメージしたものよりもすっきりとした味わいでした。余韻は軽めです。
マーガオは波模様が入った四角いボンボンショコラです。商品説明によると「山椒やレモングラス、柑橘のアロマを思わせる台湾のスパイスのガナッシュ」とのこと。
レモングラスを思わせる柑橘系のオリエンタルな清涼感が楽しめるガナッシュです。甘さ控えめでさっぱりとしています。滑らかに溶ける分余韻は軽め。
凍頂ウーロン×カシスは白点の模様が入った四角いボンボンショコラです。商品説明によると「緑茶に近い爽やかさと香ばしさのある凍頂烏龍茶にカシスのフルーツのマリアージュ」とのこと。
滑らかな口溶けでフルーティーな香りの漂う中、ベリーの優しい酸味が広がります。極めて穏やかな苦味、そして軽い渋み。余韻は軽めです。
金木犀×ライチは緑の色付けと黄色の点で飾られた四角いボンボンショコラです。商品説明によると「金木犀の奥深い香りを抽出しライチの甘味、エキゾチックさを掛け合わせた1粒」とのこと。
金木犀の香りに優美なライチがほのかに混ざります。滑らかな口溶けと共に甘く可憐な雰囲気が現れて、すぐに消えていきました。一瞬の煌めき。
お値段は2,160円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:思い出は蜃気楼のように
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製品名:スヴニール
種類別名称:チョコレート
原材料:砂糖(国内製造)、生クリーム、カカオマス、カカオバター、全粉乳、転化糖、カシス、烏龍茶、蜂蜜、金木犀、ライチ、バター、牛乳、マーガオ、洋酒/香料、乳化剤(大豆由来)、着色料(赤40、黄4、青2、青1、二酸化チタン)
内容量:5個
製造者:(株)レゾンディレクション
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