季節柄なのかもしれませんが、最近ミュージアムショップでチョコレートを見かけることが増えました。
先日、箱根に行ったついでに岡田美術館に寄りました。現在、岡田美術館では「箱根で琳派大公開」という展示会にあわせて、ミュージアムショップでショコラティエ三浦直樹シェフによるチョコレートが販売されています。
三浦直樹シェフは代官山の「デカダンス・ドゥ・ショコラ」立ち上げに関った後「ブルガリ・イル・チョコラート」のマスターショコラティエとしてご活躍されています。ドラマが好きな方には「失恋ショコラティエ」の監修をされた方と言えばわかりやすいかもしれません。
尾形光琳と言えば誰もが知っている江戸時代を代表する日本画家です。岡田美術館所蔵の菊図屏風を模したチョコレートを買いました。光琳菊図屏風チョコレートは黒のシックな外装です。
光琳菊図屏風を模した柄をプリントしたボンボンショコラが5種類入っています。左から松茸と南瓜、和三盆と胡桃、安納芋とサフラン、柚子とマスカルポーネ、宇治抹茶と黒豆です。
松茸と南瓜です。チョコレートにマツタケだなんて、驚きの組み合わせです。
コーティングはビターチョコレートです。先に焼酎の香りがきてカボチャのやや青い香りが続きます。後味にカカオの軽いトロピカルな酸味。とても小さな欠片が口の中に残ります。もしかしてこれが松茸でしたか?チョコレートの強い風味にかき消されて、果たして松茸なのかどうかもわかりませんでした。
和三盆と胡桃です。
コーティングはミルクチョコレートです。まろやかで癖のないミルクの香りにへーゼルナッツの風味が続きます。ナッツをキャラメリゼしてあるのでしょうか。ザクザクした粗い歯応えが楽しいです。
安納芋とサフランです。
コーティングはビターチョコレートです。口に含むと安納芋とミルクの香りが先に立ちます。センター上層にホワイトチョコレートのガナッシュがあり、下層はミルクチョコレートのガナッシュで上品な清涼感のある風味。最後ビターチョコレートの苦味が口の中に残り、全体を引き締めてくれます。
柚子とマスカルポーネです。
コーティングはミルクチョコレートです。センターは上層が緑色で下層が白。口に含むと柚須の軽やかな清涼感と抹茶の青い香りが広がり、その後マスカルポーネチーズの風味がまろやかにそれを包み込みます。後味にミルクチョコレートのやさしい甘味が口に残り、その余韻がたまらなく、おいしく感じました。
宇治抹茶と黒豆です。
コーティングはビターチョコレートです。センターの上層は鮮やかな緑色で下層はくすんだ白。口に含むと抹茶の青い香りが飛び込んできます。そして、とても甘い。食べ終わりにわずかに欠片が残りますので自然と奥歯が動きます。余韻にビターチョコレートの酸味、そして、奥歯に残る抹茶の香り。
お値段は2600円。
総合点:☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:食べ始めから余韻まで気が抜けません
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製品名:光琳菊図屏風チョコレート
種類別名称:チョコレート
原材料:カカオマス、カカオバター、乳、転化糖、ゆず、南瓜、薩摩芋、黒豆、松茸、焼酎、ヘーゼルナッツ、胡桃、和三盆糖、小麦粉、シナモン、サフラン、植物油脂、塩、着色料(二酸化チタン、黄4、青1、黄5)、酸化防止剤
内容量:5個
製造元:(株)ユニバーサルエンターテイメント
販売元:(株)ユニバーサルエンターテイメント 岡田美術館
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