本日紹介するのは、今はもう幻となってしまったチョコレートです。というのも、もう閉店してしまったショコラトリーの紹介になるからです。
今年の5月、北海道小樽市の運河近くにショップを開いていたショコラ・デュ・ノール（Chocolat du Nord）がショコラティエのトム・フェアリンデン（TomVerlinden）氏の帰国に伴い閉店しました。ちょうどゴールデンウィークの間に小樽に寄った際、閉店セールで全品25%オフとの話を聞きつけて寄ってみました。ホテルの一階にあったショコラトリーはチョコレートの香りとベルギーの雰囲気をいっぱいに湛えた小物であふれ、静かな空間でした。在庫が無くなり次第閉店という話でしたが、まだ数々のチョコレートが並べてありました。ディスプレイされているボンボンショコラは、ベルギーチョコレートならでの様々な形。その上、一粒一粒が一口では食べられないくらいの大きさです。見ているだけで楽しくなりました。
左上から時計回りに、トリュフ・ベルギーとプラリネ4種です。
トリュフ・ベルギーは、ショコラ･デュ･ノールの一番人気だった商品で、商品説明によると「ビターとミルク両方のクーベルチュールを混ぜ込み、カカオ・パウダーでコーティング。お口に入れた瞬間から後味まで様々なカカオの味を存分に楽しむためのトリュフ」だそうです。
ミルクチョコレートのココアパウダーが実にこってりとまぶされた、口当りのやさしいトリュフです。北海道のチョコレートにふさわしく、新鮮なミルクのまろやかさが見事です。カカオはわずかに酸味のあるものを使っていますが、ミルクの風味でとても食べやすく仕上がっています。
お値段は260円。こんなに大きいのに。
総合点：☆☆☆☆
外観：☆☆☆
苦味：☆☆☆
甘味：☆☆☆
風味：☆☆☆☆
値段：☆☆☆☆
その他：実にお買い得
以下はプラリネが続きます。ショコラティエがベルギーから運んできたチョコレート型で作られています。
まずは、アーモンドの形が模様にある楕円型のビターチョコレート。
まず、コーティングのビターチョコレートが驚くほど厚いのに気付きます。ガナッシュは生クリームがたっぷり使われていて、キャラメルの香りが実に豊かに広がります。甘いガナッシュをビターチョコレートがしっかりと引き締めていて、バランスが良いです。
お値段は225円。
総合点：☆☆☆
外観：☆☆
苦味：☆☆☆
甘味：☆☆☆
風味：☆☆☆☆
値段：☆☆☆
その他：キャラメルの風味が意外でした
次はカップ型のミルクチョコレートです。トップだけビターチョコレートでコーティングしてあります。
ガナッシュは上のアーモンド型のチョコレートと同じです。中にはキャラメルの風味がたっぷりのミルクチョコレートガナッシュが詰っていて、生クリームのフレッシュな香りが広がります。とっても大きいので食べ応え十分です。
お値段は225円。
総合点：☆☆☆
外観：☆☆
苦味：☆☆
甘味：☆☆☆
風味：☆☆☆☆
値段：☆☆☆
その他：ミルクチョコレートが堪能できる一粒です
オレンジ・コアントローはバラの模様が入った型のビターチョコレートです。
ビターチョコレートの中にはドロドロのオレンジリキュール、コアントロー入りのミルクチョコレートガナッシュが入っています。お酒とオレンジ･ピールの苦さがピリッとして、コーティングのビターチョコレートの酸味と苦味がそれをまとめていきます。カカオは酸味とナッツの香ばしさがあるものを使っています。
お値段は225円。
総合点：☆☆☆☆
外観：☆☆☆☆
苦味：☆☆☆☆
甘味：☆☆☆
風味：☆☆☆☆
値段：☆☆☆☆
その他：苦味で締めているところが好印象
ハチミツ・ガナッシュは貝の形をしたビターチョコレートです。
厚めのビターチョコレートのコーティングの中は、ほんのりと甘いハチミツのフレーバーがフルーツのような清々しさをもたらします。ビターチョコレートはナッツ香が高いもので、やや苦めです。
お値段は225円。
総合点：☆☆☆
外観：☆☆☆
苦味：☆☆☆☆
甘味：☆☆☆☆
風味：☆☆☆
値段：☆☆☆
その他：ハチミツの香りが良いです
コメント