箱根にある岡田美術館で現在開催中の「—生誕300年を祝う— 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展にあわせて、ミュージアムショップでショコラティエ三浦直樹シェフが手がけた若冲孔雀鳳凰図チョコレートが販売されています。
若冲といえば、今年の春に上野の東京都美術館で最大5時間待ちという大行列を作ったことで話題になりました。私も踊らされた中のひとりです。その時にも「孔雀鳳凰図」の絢爛豪華で細密な描写が大変話題になりました。
若冲孔雀鳳凰図チョコレートの外装は黒を基調にしたシックな箱です。
一日限定10箱なので、開館してすぐにミュージアムショップに直行して購入し、美術館を出るまで冷蔵庫に保管してもらいました。岡田美術館はとても大きな美術館なので、展示を回るのに時間がかかります。帰りしなに購入しようと思っても売切れてしまいますのでご注意を。
中には5個のボンボンショコラが入っています。左から、ミックスベリーとピスタチオ、ビンテージバルサミコとイチジク、ココナッツとパッションフルーツ、白トリュフと栗、クリームチーズと小豆です。
ミックスベリーとピスタチオです。
コーティングはミルクチョコレートです。センターは二層構造になっていて、上に薄紅色のクリーム、下に緑色のクリームが入っています。まろやかで癖のないミルクの香りにベリーとチーズの甘酸っぱくさが鋭く響きそうになるのをチーズが絡み取り、続いてピスタチオの青い清涼感と丸みのある苦味が続きます。ミルクチョコレートにピスタチオの苦味が響くと、たまにココナッツに似た香りがしますね。
ビンテージバルサミコとイチジクです。
コーティングはビターチョコレートです。ビターチョコレートの苦味を感じていると鼻にバルサミコの赤く尖った酸味が抜けて一気に華やかな雰囲気になります。余韻気味にイチジクによるチーズのような脂肪質な香りが続き、プチプチと噛み応えにアクセントをつけます。
ココナッツとパッションフルーツです。
コーティングはミルクチョコレートです。センターは二層構造になっていて、上にパッションフルーツのミルクチョコレートガナッシュ、下にココナッツクリームが入っています。ミルクチョコレートにココナッツの香りが加わって、ミルクの焦がし香のような極上のまろやかさを味わっていると、パッションフルーツの黄色い鮮明な酸味が続いてやってきてハッとさせられます。シャキシャキとココナッツの繊維が歯に響きます。食べ始めから余韻まで次々に味が変わるので気が抜けません。
白トリュフと栗です。
コーティングはビターチョコレートです。一口かじると、トリュフの清涼感が口いっぱいに広がりました。驚いている間もなく、その後すぐにチョコレートの苦味が口の中を引き締めます。この緩急には恐れ入ります。気を取り直しての二口目は、トリュフの清涼感を栗のやさしい甘みと渋さが後支えしているのを感じながら頂きました。
クリームチーズと小豆です。
コーティングはミルクチョコレートです。小豆のやさしく温かい香りとチーズのまろやかで優雅な香りが同時に響き渡ります。その後に、ミルクチョコレートの濃厚な甘さ。
薄い小豆の皮が食感にアクセントをもたらします。
お値段は2600円。
総合点:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
値段:☆☆☆☆
その他:まさに芸術品です
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製品名:若冲孔雀鳳凰図チョコレート
種類別名称:チョコレート
原材料:カカオマス、カカオバター、生クリーム、バター、クリームチーズ、マスカルポーネチーズ、牛乳、転化糖、苺、木苺、バルサミコ、小豆、白トリュフ、ココナッツ、パッション、ピスタチオ、小麦粉、砂糖、色料(二酸化チタン、青1、黄4、赤3、黄5)、乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部に乳、小麦を含む)
内容量:5個
製造元:(株)ユニバーサルエンターテイメント
販売元:(株)ユニバーサルエンターテイメント 岡田美術館
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